【技術部からのメッセージ】

個々の建物を最適な計画を提案

私たちはアンダーピーニング工法に則り、一つの建物に油圧ジャッキを何十個、ときには何百個と配置して一度に動かしたり、個々に動かしたりしながら構造物を持ち上げたり、水平方向に移動させていきます。

建物は、その形状、基礎の造り方、地盤等が一つひとつ違い、工事に掛けられる期間や工程も様々です。ときには設計図と現況が違っていたり、補修工事の図面がないとかいったこともあります。

建物を持ち上げる高さも数ミリから数メートルまで様々ですし、現状の高さを保持し、その下で何がしかの工事を行うことも少なくありません。

また、計画がスタートしてから現場が始まるまでには、短くても2~3か月、長ければ2~3年掛かることもあります。実際にジャッキをあげるのは1日でも、現場の準備だけで1か月、2か月と掛かることもあります。

こうした様々の現場に沿った計画を立て、最も確実で無駄のない方法を提案していきます。場合によっては新しい工法を考えることもありますし、コストを下げる工夫をすることはいうまでもありません。

工事の規模にかかわらず、ジャッキには巨大な力がかかりますから、ちょっとしたミスでジャッキが倒れるといった事故が起こらないとも限りません。そんなことがないように常に安全を第一に工事を進めています。

技術部部長

近藤 睦

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